対立から対話へ~6年生の須田dy

6年生の須田dy(ふるさと・須田学習)のテーマは「対話の力!加茂軍議からの知恵さがし」です。

加茂軍議というのは、今から150年前の戊辰戦争(新政府軍と幕府軍)の戦いで、幕府軍が、新政府軍との戦いを続けるか否かについて、加茂の地で行われた会議です。結果として、たった2回の会議で、戦争続行になりました。

今日は、その加茂軍議前に、戦争をこれ以上広げないために、長岡藩の河井継之助が、小千谷(慈眼寺)に出向いた「小千谷談判」を、時代背景を踏まえ、劇で再現しながら、「◎河井さんは(新政府軍と幕府軍の)対立をなくすことができたのか」について考えました。

河井さん(幕府軍)と岩村さん(新政府軍)との「談判」の様子の台本を読み合わせることで、「ここを、こうすれば…(よりよい解決ができたかもしれない)」という、6年生なりの提案を考え合いました。

◆河井さん

・もっと早く話し合いをすればよかった(最悪にある前に)
・年上なのだから、もっと強く言えばよい
・(中立について)もっと意見を考えておけばよかった(伝わった)
・敵か味方かはっきり言った方がよかった
・岩村さんの考えも少しは受け入れてほしかった

◆岩村さん

・もっと話し方をていねいにすればいい(けんかにならなかった)
・河井さんの考えをすこしでもいいから受け入れてほしかった

まだ、途中ですが、子供たちは、河井さんの考え方や対話へのもって生き方については、やや批判的でした(今日のところは)。一方、岩村さんに対しては、敵とは言え、相手の配慮(言葉づかいなど)の足りなさについて、マイナス評価でした。

次回は、途中で終わった「小千谷談判」の後半から、「加茂軍議」へと広がっていきます。