科学の目 ~ 見えないものを見る

今日の4時間目、4年生の理科学習を参観しました。内容は、水をふっとさせて出てくる「あわ」の正体を調べることです。

子供たちは、「水蒸気」(水のつぶが目に見えないくらい小さくなったもの)か「空気」(目に見えない空気のつぶ)かで予想を立て、その確かめ方を考え、実験をしました。

理科学習は、推理小説と似ています。

何しろ「目に見えないもの」の正体を調べるために、「証拠」集めをするからです。

今日の証拠は、ビーカー(100cc)をふっとうさせ、出てきた泡を集めます。調べ方が、冷やしてみてもし「水滴がでてきたら、泡=水蒸気」になり、「何も出てこなかったら、泡=空気」になる、という前提で実験をしました。

「コナン君」が登場!

ところがです。実験してみて、確かに「水滴が出てきたけど、空気もでているしれない。つまり、両方でているのでは?」という、理科名探偵「コナン君」が出てきました。するどい!

ならば、別の証拠を見付けなければならない。「もし、「水蒸気なら、他に変わるものはないかな?」「うーん?」「もし水蒸気なら、ビーカーの水は…」「減る」「もし、空気なら減らない」

さっそく、グループでビーカーの水の量を調べると、「減っていた」。

でも、「コナン君」は、「水蒸気が出ているけど、空気も少しは混じっているかもしれない!!」

「あたりまえ」だと思い込んでいることに疑問をもつことが大事!

「あたりまえ」を見直すことで、発見・発明につながり、人々の生活を変えてきました(幸福な面をあっったし不幸な面もあったけど)。子供たちの追究力の物凄さに驚きました。