対立か対話か ~ 6年「ふるさと・須田」学習

今日の全校朝会では、お話の中にある「対比」を紹介しました。短い詩でも絵本の中にも、「考えさせられること」が、「対比」という表現の仕方を使って埋め込まれています。

・対比されていることの一方を選んで他方を否定すれば「対立」が生まれます。
・対比されていることのそれぞれが歩み寄ろうとすると「対話」が生まれます。

では、どうすればいいのか?

考え方も様々です。大人でも難しいのですから、子供はなおさら、と終わられずに、どこまで考えられるか挑戦です。

今日、5時間目に、6年生と一緒に学習(総合的な時間の学習)をしました。テーマは、けんかにならないで幸せな気持ちになれるには、どうすればいいのか、です。話を広げれば、「戦争をしないで平和な世界にする」です。大人でも、抽象的なこと(平和)を考えると、曖昧な点が多く、必ずしも明確な考えを持つことはできません。

そこで、今年何かと話題の「戊辰戦争150年」を使って考えていきます。なぜかというと、新潟県全体を巻き込むことになった「戊辰戦争」のきっかけとなることが、加茂であったからです。それは、今から150年前に加茂で行われた「加茂軍議」です。たった3日間(2回の会議)で、その後の新潟県(日本)のすがたが変える分かれ道となりました。

この会議(軍議)について、調べて・別の方法は無かったか考え・6年生なりのまとめをして発表します。歴史上の出来事に「仮定;もし」は意味がないという方もいます。ただ、歴史とは、終わってしまった現在とは無関係のことではなく、未来に生きる知恵を学ばせてくれるものです。学習の様子はそのつどお知らせします。