「考える」ことって、「もし」の繰り返しと笑顔!

「考える」ことって何だろう? ~ 全校朝会から

夏休みまで、あと1ヶ月ですね。1学期のお勉強もまとめです。よく先生に、「考えましょう」と言われると思います。でも、「考える」って、どうすればいいんでしょうか?

このことをはっきりさせるために、「ダンゴムシ」のことを研究している人がいます。どこにでもいる「ダンゴムシ」ですが、まだ分からないことがたくさんあるそうです。

みなさんは、どう思いますか。ダンゴムシに考える力はあるでしょうか。

「ダンゴムシ」は、背伸びをして、自分のひげ(触覚)までの高さなら登っていくそうです。みなさんも、これ以上の高さなら危ないと思って登らないこともあるでしょう。でも、これだけでは、「ダンゴムシ」に考える力があるとは言えません。

そこで、ちょっとかわいそうな気持ちがするんですが、「ダンゴムシ」のひげの所にストローを付けて、「身長」を伸ばしてあげたら…。なんと、最初は、ストローをいやがっていたのに、しばらくすると、ストローが届くところまで登って行きました。ストローの長さをいろいろ変えて実験すると、なんと「ストローの長さ」に合わせて登る高さが変わったそうです。

この他にも様々な実験をしてみると、「ダンゴムシ」には、考える力があることが分かって来ました。「ダンゴムシ」の実験から、「考える」というのは、「もし、こうなら、こうする」ということです。ただ、「ダンゴムシ」の考える基になっているのは、「ひげまでの長さ」です。「ひげが届かないから、危ないから登るのはやめよう」と考えているのかもしれません。

私たち人間も、「もし、自分の身体よりの高いところなら、飛び降りない。危ないから。」、「もし、向こうから来る自動車が、自分の身体に比べて近くにいるから、道路を渡らない」と、いろいろ考えることができます。でも、人間は、「身体」以外にも、「言葉」を使って、自分以外の人の知恵を使って、もっといろいろ考えることができます。

「もし、嫌なことを言われたから…泣く、我慢する、その場を離れる、怒る、理由を聞く等々」です。一人の人間では思いつく限界を、「言葉」を介して、広げていくことができます。

校長室の前の「ありがとうの木」にも、たくさんの例があります。「席かえをしたら、『よろしく』と言われた」 こんなことを言われたら、本当にうれしいね。

ありがとうの木にたくさん貼っているものを見て、素敵だなと思いました。そこで、提案です。「分からないところを教えてくれて、ありがとう」がたくさんありますね。「ありがとう」と言ったついでに、「前より自信ついてきたよ」「今度、自分一人でもできそうだよ。」と、「ありがとう+言葉」を書いて欲しいです。「教科書を忘れて見せてもらえて、ありがとう。〇〇さんの迷惑じゃなかった?これから忘れないよ。」そんな素敵な言葉があると、「こんな時は、こう言えばいいんだ」って、いろいろな「考える」力の参考になります。「考える」って、自分も相手も「笑顔」にします。7月も、どんどん書いて欲しいと思います。

よく聞かれる人工知能(AI)も、この「もし~~ならば~する」の組み合わせで出来ています。平成32年度から完全実施の新学習指導要領の「プログラミング教育」で大切にされる、「プログラミング的思考」の中で重要な要素であるのは、今回あげた「もし~~ならば~する」(条件分岐)という考え方です。