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4/2(月) 平成30年度 グランドデザイン

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 平成30年度 須田小学校のグランドデザインです。

◆教育目標にある「かしこさ」とは何でしょう?

 勉強が「分かる・できる」ことと、誰とでも「仲良くする」ことは、別々のことではありません。

 協力しながら課題を解決していく中で、「分かった・できた」と、より実感が高まる場合もあります。
 「分かった・できた」ことを、周りの誰かに「説明する・役立てる」ことで、より一層理解が深まります。

 つまり、「根っこ」にあるのは、「多様なものの見方・考え方」をもつことだと考えます。

 「多様」と言いましたが、ただ多くの考えを「ありのまま」に受け止めても、それは「いろいろな考えのあつまり」でしかありませんし、役には立たないです。単なる「情報」の集まりだからです。

◆子供たちが、「多様」を身に付けるには、どうすればいのか?

 まず、今までの学校で「あたりまえ」と考えてきたことを見直しました。
 
 最初に挙げた、「勉強が『分かる・できる』ことと、誰とでも『仲良くする』ことは、別々のことではありません」は、「あたりまえ」のことなのに、あえて、別々に分けて考えてきた面がありました。

 よく、教育活動を「知・徳・体」の3つの要素に分けますが、そのことです。「知」は学習面、「徳」は道徳面、「体」は体力面です。
 3つに分けると、分かりやすい反面、注意しないと「ばらばら」に考えてしまうことになります。それは、「指導の一環として、厳しく指導した結果…」「〇〇さんが、しない(できない)から~と言った」など、様々な問題が、メディアで取り上げられることをみれば頷けます。 

 須田小では、「知」と「徳」を一つのものとして考え、「多様な考えを受け止め、協働しながら課題を解決できる子」を、1年間の子供の成長ゴールとして設定しました。

 次に、取り組む内容を絞り込み、なるべく具体的な内容にして、子供・家庭・地域・学校で一緒に取り組めるように工夫しました。

 昨年度から取り組んでいる、対話スキル・書く対話スキル・組み合わせ学習・時間編集力・笑顔でペコリ・須田小アンテナの他に、笑顔で頷くなど「呼応」する力です。

 全体像は、グランドデザインをご覧ください。また、4月21日(土)の学習参観日の際に、お話させていただきます。