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1/19(金)困った時、どう考えて行動すればいいのか? ~ 1年生の道徳授業から

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 今日は、人権に関わる道徳授業が、1年生でありました。

◆【1年生】1時間目 資料「おおかみさんがひっこしてきた」
 テーマは『判断に困った時、どうしますか? 見た目それとも…。』

◎子供たちの迷い
 ひっこしてきたばかりの面識のないオオカミが開くパーティーと、くまのビデオ視聴会のお誘いを受けた、リス・きつね・たぬき、見た目で判断するきつね、迷うたぬきとリス。1年生の子供たちも、最初は物(ケーキやビデオ)で判断して意見は真っ二つに分かれたが、「おおかみは動物を食べる」「昔から悪い」「くまは優しそう」と、全員が「くま派」になってしまいました。
 しかし、「(みんなが知っているこわいオオカミと同じで)このおおかみも悪いとわかるの?」の教師からの返しに、「分からない」「引っ越してきたばかりでよく分からないのに、見た目で決めるのは悪い」など、一転「おおかみ擁護派」に全員が変わります。

◎子供がゲットしたもの
 この続きを考えている子供がいました。「見た目できめるのはいけないけど、(やっぱりこわいから)おおかみさんの家にはいけない。で、どうする? きつねやうさぎの話だけでなく、他の人からも話を聞いてみる」なるほど! それでも、よくわからなかったら? ……。この子は、思考(見た目で判断しない)と行動(行くか行かないか)を繋ぐための「考える道具」として、「他の人の考えも聞く(多様性)」とゲットしていました。他にも多様な行動判断があると思います。そのことが、見た目で判断しないという思考判断力をより強めると感じました。