姫、御坪も過ぎ天候も青空がなくなり後は長い登山口までの歩きが待っていると思うと少し気分が滅入ってきたのでござった。
	爺、また始まったな爺の弱気な虫が。
	姫、さようでござるな。

姫、ところがでござる昨日はガスで舫っていた風景が今日は曇りながら展望も利いておりお思った以上に紅葉が綺麗だったのでござる。

	姫、このダテカンバ付近は今が盛りでござったな。
	爺にしては上出来じゃん。
	姫、さようでござるか。

姫、そして目指す地蔵岳が見えてきたのでござる。地蔵岳までのきつい登りを過ぎればあとは登山口までは下るばかりでござる。

姫、地蔵岳直下のダテカンバ林が見えてきたでござる目指すは地蔵岳でござるな。

姫、しかしながら登山道の紅葉に目移りして一向に地蔵岳に近づかなかったのでござる。

	姫、ようやく目洗清水の飯豊山展望所に到着でござるが生憎の空模様にて1枚のみとしたでござる。
	爺、にしては目面しいじゃん。

姫、こちらで今日も美味しい力水をいたたいたのでござる。

姫、なんとなんとこのあたりで少しでござるがまた青空がひろがってきたのでござる。

	姫、そしてこのダテカンバ林のころにはこのような青空が広がっておったのでござる。
	爺、よかったね。ここも大日杉の定番じゃん。
	姫、さよう定番ゆえ尚のこと青空がほしかったのでござる。

	姫、草履塚、切合小屋、種蒔山、御坪と今日歩いてきた道のりを振り替ええてみた所でござるな昨日からよくぞ歩いてきたものでござると自分で自分を褒めてやりたい心境になったでござる。
	爺、一人で歩いてきたんじゃないみなさんのお陰だろ。
	姫、さようでござるな。

姫、地蔵岳山頂でござる。この標柱の後が飯豊山の展望台になっておるのでござるが昨日はガスでみえなっかたでござる。しかし今日はうす曇りゆえ駆け上がってみてみたのでござる。

姫、あとは下るのみでござる青空も出てきており最後の力を振り絞りながらくだったのでござる。

	姫、滝切合で少し長めの休憩をとり地蔵岳と遠く本山の雄姿を撮りたかったのでござるが思い通りにいかず諦めてくだっていったのでござる。
	爺、そう諦めも肝心だぞ。
	姫、さようでござるな。

姫、ぶなの樹林帯はいいでござるな。

	姫、とても歩きやすくいいぶな林が多くあったのでござる。
	爺、これだから山歩きはやめられないんだよな。
	姫、さようでござるこの土の感触は木の階段では味わえないでござるな。

	姫、ざんげ坂まできましたあとわずかでござる。
	爺、もちろんたくさんザンゲしながら鎖を頼りに下ったんだ。
	姫、さようでござるいっぱいザンゲし感謝しながら下ったのでござる。

	姫、ようやく登山口でござる本山小屋から8時間でござる予定通りの時間でした。ほんとつかれはててしまった飯豊山でしたがいままでの辛さは吹っ飛びひめさゆりの咲く頃にまた登ってみたくなった今回の大日杉コ-スでござった。
	爺、その時は姫も一緒だぞ。
	姫、もちろんでござる。やはり飯豊はいいでで〆ましょう。

めでたし　めでたし