雨飾山
1984m
2005年10月26日


第3幕
「彩りの秋にて候」

姫、そろそろ帰らねば帰りの時間がきがかりでござる。
爺、じゃ名残惜しいけど帰るとするか。


姫、日本海や能登半島はうっすら霞の中でござるな。
爺、まあそうすべて満足とはいかないじゃん。欲張り爺め。


爺。大丈夫下りが危ないんだろ
姫、左様でござる。


姫、あんなところに池塘などありましたか登るときは。ちとわからなかったでござる。
爺、臭。あったよ。でも爺は○○○○にもがき苦しんでいたから解らなかっただけ。
そうでござるか


爺、遠く見える火打山もういちど登りたいんでしょ皆さんと。
姫、さようでござる。ほんとうの火打山のよさを知ってもらいたいでござる。
爺、来年もあることだし山は逃げないよ
でも姫。みなさん歳は逃げるでござるに。



爺、火打山と焼山にご挨拶。
♪♪また逢う日まで逢えるときまで♪♪。
爺、しかし音痴だね。
しょうがないでござる我が家系は音楽や芸術のDNAはもってないでござる。


姫、このあたりも苦しかったでござるな
景色など目に入らなかったでござる。


爺、どうしたの急に画像がUPになったよ。すぐ若い女性をみると鼻の下が長くなるんだからスケベ爺。
姫、ちがうでござる。あの軽快な足取りなかなかでござるぞ。ふと。晴れたらいいねのじゅんこ殿が脳裏にうかんだでござる。
爺、そうだね。かろやかん〜〜〜だね。


姫、このあたりが一番苦しかったでござる。
爺、そういえば何か独り言をいいながら登っていたね。
♪♪つま先あがりのこの坂はだれがなずけた梯子坂〜〜〜そりゃもうしんどいけれど〜〜♪♪
爺、音痴の歌はもういいよ。


爺、ほら、もうあんなところまで登ったよ。
姫、うらやましいでござる。


爺、雲が出てきたよやはり空は雲が浮かんでいないと。
姫、さようでござるな。


爺、また雲が来たよ連射じゃ。
お待ちくだされ雲さんよ。わん(1)。


わんわん


わんわんわん。
あほ。呆れたワン


爺、少し雲がおおくなったような気がしない。
姫、さようでござるな。ちと心配でござる。帰りに碧い空の布団菱を撮りたかったのでござるが。



爺、雲が取れないね。でも右側は青空が広がるときがあるじゃん。
姫、さようでござる。


爺ほらまた青空が出てきたよ。
姫、さようでござるな。
爺、あの山から声が聞こえるよ。午後は俺たちが主役だ!!てね。
さようでござるか。



爺、こちらからも布団菱だけでなく私たちも綺麗に着飾っているのよ。って。
姫は木々と会話ができるでござるかすごい特技でござるな。
感性の問題だね。爺は感性がないからね。爺は食欲だけじゃん。
さよう爺は喰い意地ん坊爺いでござるに。


爺、こちらの木々からも声が。わたしも撮ってねって。
姫、了解でござる。


青空は広がる時もあるでござるがどうしても布団菱に日差しが指しこまないでござる。
爺、だいぶ辛抱しながら待っているのにね。
姫、あきらめてそろそろ帰るでござる。


爺、その代わりとは失礼だけど秋本番はまたいっぱいあるじゅん。この紅葉など。
姫、さようでござるな。


爺、真っ赤な紅葉もいいけど柔らかな淡い黄色の紅葉もいい感じだね。
姫、さようでござるな。黄金色でござるな。



爺、ぶな平のぶなさんたちも今秋本番だね。
姫、さようでござるな。


姫、やはり秋は真っ赤な色彩鮮やか紅葉でござるな。
爺、いい色だしているね。


姫、さよういい色出しているでござる。


爺、ちょっとお歳の秋だね。


爺、下の川原が登りの登山口だね。
姫、さようでござるあと少しでござる。


爺、川原付近も秋真っ盛りだね。
姫、さよう秋本番でござるな。


爺、お疲れさん。
姫もお疲れでござった。それにしても平日はいいでござるな混雑しなくて。
爺、温泉に行こう。


爺、小谷温泉の紅葉もいい色出しているね。ちとまだ早いような気もするけど。
姫、さようでござるな。


爺、ここ小谷「道の駅」は温泉もあるんだね。
姫、ゆっくり疲れを癒していくでござる。今年の秋の中では一番でござる是で少し癒されたでござる。


第1幕
「紅黄に染まりて候」
第2幕
「秋涼爽快にて候」
第3幕
「彩りの秋にて候」

めでたし めでたし