田代平
約900m
2008年5月17日

二章
「歴史に思いを馳せて候」

コ−ス AM7:00大白川林道ゲ−ト(1時間30分)葦ヶ沢橋(40分)田代平(30分)小松横手(30分)田代平(2時間)大白川林道ゲ−ト





姫、帰りの道中を案ずればタイムリミットは2時まででござるな。
爺、解かったよ。
姫それでは参りましょう。









爺、そんなのはいいから早く行かないと。
姫さようでござるなそうわかっているのでござるが。
爺、早く!!!!。




姫、あそこに街道であるでござるな。
爺、そうだな。











姫、すばらしいぶなでござるな。いままでぶなの大木など多く見てきたでござるがこれほどバランスがよく張っている枝ぶりのぶなははじめてでござる。
爺、ほんとだ。画像では解かりづらいけれどたいしたもんだね。
姫、千手観音ぶなと命名するでござる。
爺、いいんでないか。





姫、このぶなは対でござるぞ。千手観音ぶなのだんなさんでござるかな
爺、まあどうでもいいけどりっぱな枝ぶりだね。













姫、昔の旅人も浅草岳と田代平を眺めながら旅したのでござるな。
爺、贅沢な旅だね。
姫さようでござるな。






姫、ちょっと危ないでござるな。






姫、小松横手でござるな。残念でござるがここまででござる。鞍掛峠は諦めていただくでござる。
爺、しょうがないな爺がしょうもない写真など撮っているからだぞ。
姫それはないでござるよ田代平でゆっくりし過ぎたのが原因でござるに。
爺、解かった解かった。










姫、それにしてもいい眺めでござるな浅草岳は。
爺、ほんと越後からも只見からもここで旅人は景色を堪能し旅を続けたんだ。
姫さようでござるな。










姫、そしてやはり黒姫でござるな。こんなりっぱな山なのに守門に隠れて不憫な山でござる。














姫、そろそろ帰るでござる。
爺、そうしよう。













姫、いまいちど千手観音ぶな夫婦にご挨拶してまいりましょう。
爺、それにしてきれいな枝ぶりが妖艶にみえてくるから不思議だね。
姫さようでござるななにか色香が漂っているでござるな。











姫、旅人もぶなの木陰で涼をとりながら旅をしていたのでござるなきっと。









爺、田代平ともお別れだね。
姫さようでござるな又会う日まででござる。







姫、真っ直ぐいけそうな気がしないでもありませんがいかがでござる。
爺、急がば廻れ。





















姫、いましばらくお待ちを。実は田代平に向う時から気になっていたのでござるこのわき道が。
爺、なんかあるかもしれないぞ。
姫さようでござるな少し散策して行くでござる。






姫、やはりここは八十里越街道でござるな。
爺、やはりそうであったか。
姫それにしても道中の苦しさや険しさを和らいでくれるいい道でござるな。




姫、このままこの街道を歩いていきたい衝動にかられているでござる。
爺、爺もそうか姫もいまそんなことを考えていたところだ。
姫いつかこの街道を歩いてみたいものでござるな。










姫、葦ヶ沢橋でござるなまあ明るいうちには登山口までたどりつくでござるな。
爺、こんな重機で作った道より先ほどの街道がいいな。
姫さようでござるな。






姫、されにしてもこちらも気になる重機街道でござるな。
爺、よく調べておけよ。
姫さようでござるな。










姫、青い空、タムシバにそして今年初の石楠花でござるあんな高い所に咲いているのではなかなかよく撮れないでござるな。
爺、初物だねやはり石楠花は可憐だね。
姫さようでござるな。







姫、お疲れ様でござった。
爺、よく歩いたな。このようなハイキングも楽しかったぞ。
姫さようでござるな。思っていた以上に良かったでござる。八十里越え街道気になるでござるな。
爺、計画しておけよ。



爺と姫はなぜかとてもリッチな気分で登山口を後にしたのでありました。昔の旅人と少しばかり心が通ったようなとても贅沢な今日の田代平散策でありました。



めでたし めでたし