米　山

９９２m

200６年1月２９日

第２幕
「霊峰米山さんはやはり修行の山」

	爺、山頂までは後１時間くらいだね。
	姫。さようでござるな同じ山でも登山口が違うといろんな顔があるでござる。

	爺、山頂辺りもおいしそうだね。
	姫。さようでござる。

	姫こんなところに小屋が雪に埋まっておりまするもしかするとこの小屋はしらば小屋かと。
	姫。夏道の案内ではここから３０分らしいじゃん。

ところがしらば小屋から２分ほど進んだ爺とミノ姫は
眼下の登山道を見て愕然としてしまうのでありました。

	爺なあにこのやせ尾根は。それも一旦下ってまた登りり返すじゃんこんなの話に聞いてないよ。
	姫さようでござるな爺の勉強不足でござるこのコ−スの最初で最後の難所でござる。まあ気をつけて通過するでござるやはり米山さんは霊峰修行の山なのかもしれないでござる。

	姫、ロ−プがあるでござるが足元に注意しながら進むでござる。
	爺そうだね。

	姫慎重に。
	爺だってんだい。

爺ピッケルでないと止まらないね。

	姫最後の難関でござる。
	爺大丈夫だよ。

	姫ようやく鎖場を越えたでござるそして今すれ違った方が今日はじめて会った人たちでござる。
	爺そうだね今日は何人くらい登っているのかな。

	姫いましばらく片斜面の登りでござる気をつけて。
	爺。爺のほうこそ気をつけないと年なんだから。

	姫お疲れ様でしたここからはたのしい稜線歩きでござる休憩していきましょう。
	爺樹氷もあるみたいじゃんたのしみだね。

	姫、いやはやすばらしい天気でござる。
	爺はやく山頂で食事をして妖精さんたちとあそびたいよ。

最後の急登でござる

	なんとなく吸い込まそうな曲線。
	爺なにか言った。
	いえ、独り言でござる

	爺、美味しそう。
	姫。さようでござるな。

	爺、ここも美味しそう。
	姫。さようでござるか。

	姫あと少しでござる妙高連山も雲の上輝いているでござるそして日本海と能登半島が。
	爺やはり海が見える山はいいね。

	姫おつかれさまでした姫は小屋でお休みを。爺はちと景色など撮ってくるでござる。
	爺電池の無駄だから程ほどにね。でも付き合ってあげるよ。

	姫西蒲三山は雲の中でござる天気が悪のでござろうか。
	爺午後からはれマ−クだったかな。

	姫それにひきかえこちらの越後三山は快晴でござる。
	爺こんな日がないと津南の皆さんも大変じゃん。爺もういいねご飯ご飯。

	姫、山小屋では団体さんは外で楽しまれており小屋の中はがらんとしてゆっくりと食事ができたでござるな。
	爺よかったね空いてる。それにしても大平コ−スからはまだまだ登ってくるねそろそろ帰りのお楽しみにしよう。
	姫、それではそろそとまいるでござる

爺、馬鹿晴れだね。

ただいま姫は妖精さんたちとお戯れ中。

	爺、何処へ行くのそっちじゃないじゃん。
	姫。ついついあのまろやかな曲線に誘われたでござる。

	爺、左側の斜面も美味しかったよ馬鹿ばれと妖精さんに感謝。
	姫それはようござんしたね

	爺、あんな所にロ−プがはってあるよ。たしか登る時は無かったよね。
	姫。さようでござる。もしかするとここですれ違った方々がつけていったのかもしれませぬ。
	爺有り難いね。きっと地元の方々なんだ

	姫やはりここは危険でござる下りも慎重に。
	爺。さようでござるな修行修行じゃ。

	姫ぷち修行ごくろうさまでした。
	爺まだまだ修行がたりないよ。

	これからが本当のお楽しみ会でござる思う存分お戯れ遊ばせ。
	爺たまらんぜよ。

爺、妖精さんもたのしそうに転がっているよ。

姫こちらもたまらんぞい。

爺こちらもたまらんぞい。

爺こちらもたまらんぞい。

姫こちらもたまらんぞいでござる。

姫お戯れもあと少しでござる駒の小屋近くででござるゴジラはと。

	姫見れば見るほど凛々しいお姿でござる。また夏にお会いしたいでござるそれまでお元気で。
	爺夏じゃなく新緑の春がいいよ残雪の頃。

こちらも新緑が楽しみでござる。それでは登山口にむかって下山するでござる。

	姫充分にお戯れあそばされたごようす で。
	爺、姫は満足じゃよ。

	姫お疲れ様でした登山口でござるしかしこの蔵の雪は。
	爺大変だねここの人たちも。

	爺楽しかったね。あの左側の尾根ずたいにのぼったんだ結局今日登った人はあの４人だけだったんだ。
	姫。さようでござるな。いいコ−スでした。それでは温泉に向かいましょう。

	姫ここの温泉はいかかがでござったかなこれからちょうど夕陽がみれるかもでござる。
	爺よかったよ値段もワンコインだし夕陽も見てみたいね。

おまけ

	爺、綺麗な夕陽だね妖精さんの羽を着けてまだ沈みたくないよと言っているみたい。
	姫。さようでござる。今年一番の夕陽でござる。

第１幕
「霊峰米山さんにゴジラが？」
第２幕
「霊峰米山さんはやはり修行の山」