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 アルミ合金やカーボンファイバーで出来た骨格とポリエステル繊維などのシートで翼形状を形成した機体は、まさにグライダー。
 そのすぐ下にパイロットは身体を支える器具(ハーネス)におさまって、腹這いの姿勢でぶら下がって飛行します。

 ハンググライダーの操縦はすべて体重移動で行います。機体からパイロットを囲むように三角形のパイプが伸び、それをつかんで前後左右に身体を動かすことで自由にコントロールできます。

 飛行性能はパラグライダーに比べて高く、飛行可能な速度域も広く、滑空比は上級機で20近くあります。
性能の高さはより良いフライトのためにもちろん重要ですが、なにより風を切って自由に飛ぶハングならではの爽快感は格別です。

 機体は分解収納すると細長く棒状になり、普通車のルーフに載せて運搬できます。



 初級機はこんな形。三角タコのイメージに近く、構造もシンプルです。
 最初はこのような取り扱いが楽で安定性の良い機体から始めます。
 練習は平地を走る事から始め、緩やかな斜面へ、それから段々と高い位置から飛び出せるようにしていきます。




 新潟市五十嵐浜での練習。安定して飛べるようになってきました。
 まずはまっすぐ飛べること。それから軽い旋回で進行方向を変えられるように練習していきます。
 それができれば高高度飛行はもうすぐです。







 風がある日はこんな事もできます。 人間凧揚げ。
 ちょっと見えにくいですが機体をロープで引っ張ってます。
 砂浜から30mくらい上がってかなり長時間飛べるので、良い練習になります。
 引っ張るほうは大変だけど





 より高性能な機体に乗り換えて、弥彦山の中腹から空へ向かってテイクオフ! 緊張の瞬間。
(もちろん初級機でも十分に弥彦山を飛ぶことができます。)






 上昇風に乗って山よりも高く。
 なんといっても自然の力だけで高く上がれる、それが楽しい。
 タダだし




 ときには鳥と一緒に。
 「なんだお前は」と近寄ってくる鳥は大抵はトンピ、たまにカラス、ごくまれにカモメも。
海沿いですから


 上級機になると、もうタコのイメージとはほど遠くなり、まさに飛行機の翼のようです。
 スピードも出せますし、滑らかな角度で滑空できます。
 カーボン素材を多用した高性能な翼形状を持ち、フラップも装備しています。翼長は四人乗りのプロペラ機よりも長いくらいです。
 それでもちゃんと普通車の屋根で運搬できるのがハンググライダー。






 弥彦山のテイクオフ場で機体の組み立てを始めるフライヤーたち。
 地面にゴロゴロしている棒状のものが、それぞれグライダーです。

みんな組み上がりました。天候の良い週末には大勢集まります。




 車に乗せた状態。これで機体が5機乗ってます。
 この車の場合フロントバンパー前のキャリアは取り付け部分を自作で加工してますが、ボンネットの上に吸盤で立てられる、お手軽なキャリアもあります。
 箱バンタイプの車なら一番簡単です。





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