『深まる秋の自然に』

 秋も深まってきました。幼稚園の2階の教室もすっかり秋模様です。ドングリやニンジン、ダイコン、ハロウィンのカボチャ、サツマイモなどなどを、お子さん達が紙で作ったり絵で描いたりしたものが飾られており、保育室の中はますますカラフルにそして、立体的な空間になっていました。とにかく、お子さん達自身が思い切り楽しんでワクワクしながら作ったり描いたものに溢れています。
 本来「ものづくり」には、作った人の思いが込められているものです。その楽しい色彩や、造型に込めた作り手の思いです。聖書の中にはこういう言葉があります。

  「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ」
         (コへレトの言葉12:1)

 そもそも聖書は、「世界と人間を含め生きるものの創造者は神である」というメッセージ(創世記1章)から書き始められています。言い換えれば、私たちの「造り手」である神様が、造られたものである私たち人間や他の命あるもの、この世界とその環境を、どれだけ素敵なものに造ろうとし、生き生きとした存在にしたかったのかということを受け止める時、私たちは理屈はどうであれ、その創造者と出会っているのです。
 とにかく、神様は造りたかった。世界と自然環境の中にある色とりどりの草花や、おいしそうな野菜や果物を、そして何よりも私たち人間一人一人を造って、命を与え、生き生きと生きる者として歩ませたかったからこそ、きっと神様は全てを喜び、楽しみながら造られた事でしょう。ちょうど、幼稚園でさまざまな作品を造ったり、描いたり、色を塗るお子さん達のように。
 身の回りの環境や人の関わりの内に与えられたものや一つ一つに感謝して行きながら、自分もお友達も大事にしていく、そういう関わりを教え、育てて行く事のできる場として、私たちルーテル幼稚園はあり続けたいと願いますし、そのために職員一丸となって、これからも取り組む所存です。