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1月13日。(くもり)気温3℃、水温3℃
  場所、赤川河口。
赤川河口、風が強過ぎた

「もしもし、おまえいかねーんか?」突然のTEL。この声は、Seさんだ!
日曜日に行きます。私はもう、わくわくだ!なんせSeさんが、今年1月1日にサクラをGET!
折りしも東京のTa氏から赤川釣行のお誘いを受けて居たからだ!
さっそく、アバウト妄想釣りクラブ会長Ka氏を誘った。
Ka氏は1月から釣れないよ。と言っている。大アメマスが釣れるかもと言ったら、少し乗りかかった。
しかし掛からなかった!
すでに、ここから、今釣行を物語って居たのかも知れない。

「Taさん、では明日のA.M8:00 鶴岡駅で会いましょう。」
私は準備万端、あとは明日を待つのみ!逸る気持ちを抑えつつ、我、褥へと滑り込んだ。
ところが、なかなか眠れない。いつも就寝が遅い為か?・・・・。
真夜中のR345を愛車おてんとう様2号で、鶴岡目指して走行していた。
愛車の名前は高杉晋作の船に因ませてもらってる。しかし彼との関係は無い。
普通に走って、休憩を入れて3時間で着いた。
あまり速く着いたので駐車場でA.M7:00まで仮眠。7:00.TEL、してみた。

Taさん現る!いかにも釣りそれらしい出で立ちに、意気込みがオーラを放っていた。
静かな山形路を赤川へと車を走らす、なぜか風になれそうな景色だ。
突然、赤川だ。曇り空の赤川はそこに大蛇が眠ってるようにひっそりと横たわっていた。
しかし、その内面を見せるかの様に海との攻防は静かな迫力を感じる。
海は天界の風神を伴ない容赦なく赤川大蛇を攻め立てる。
もはや釣りどころでは無い!
神々の争いに桜鱒も大蛇不利と観て、じっと日和見作戦のようだ。
しかし、ここでこのまま引き下がっては釣師の名折れ。
えい!とばかりにルアーをキャスト!キャスト!またキャスト!
「・・・・・・・」
周囲のアングラーも黙々とキャストを繰り返すが、いっこうにロッドが、しならない。
みんな様々なタックルでチャレンジしている。
比較的去年のヒットルアー、青銀スプーンが主流の様だ。
時より隣りのアングラーがロッドを煽ったり、バットからサオがしなったりして、こちらを驚かせるが、
そのままラインを手でたぐり寄せ、ルアーを新たにつけかえている。
それにも増して容赦ない風の威嚇、広陵とした海岸線。
いつしか空腹感を覚え、Ta氏と作戦会議と昼食を兼ねて食堂へ向かった。
食堂で偶然、村上のこどもやさんと出会う。
情報交換and食事の後、一緒に釣行した。
今度は三段堰堤の所まで釣り上がった。いつもより水量が多い、三段堰堤は猛り狂った様に
白波を立てて荒れている。川岸には、今年遡上した様な鮭が、4〜5匹横になって沈んでた。
まだ鮭が遡上するらしい。しかし桜鱒はまだ早い様だった。
私も今度来る時は、此花咲くや姫が微笑む頃にしようと想いつつも、
未練がましく赤川を眺むれば、
隣で「それは未練と言う物ぞ。」
鋭い処を突いてくる。
なれば、「未練と書いて希望と読みます。」
などと負け惜しみを言う始末。
笑いの中赤川を後にした。おーほほほほほ。
チャンチャン。

後日談。
Ta氏からTel有て申すには、1月15日 65cmのモンスターGet!
物凄いファイト!30分の格闘の末、ようやくランディング!
さて、何が釣れたでしょう。
えっ。サクラではないの?
では、海っ端だから、スズキ!
「ブッブー!」
答えは、コイでした。
65cmのコイのパワーは、物凄い!
「よく上げましたね。やはりロッドがいいからですね!ラインも14ポンドだし!」
「そうそう。そうなんだよね。だれもオレの腕、誉めてくれないんだよね。」
わははは!
ちゃんちゃん!

サクラマスではなく、コイだった!
おそるべし!Taさん!

写真は釣友の、Taさんです。