心地好い春渓にて・・・。

 5月4日 快晴。

      美しい春渓



 先日、アバウト妄想クラブ会長のka氏より釣りのお誘い。
4日のa.m4:00「豊栄」集合。

「»»»  ※◎★☆¿・・・・・・。」目覚ましが、けたたましく鳴った。
「さあ、出発!」
ところが、 「ガソリンが無い!」出鼻をくじかれる。
私の、「おてんとう様号U」は速い!あっという間の30分遅れ?で
豊栄に着いた。
少し遅れて申し訳ない事をしたが、気を取りなおし出発!

kaさんの「ランタ号」は風を斬って飛んで行く。
それは3回ほど、眼を瞬きしただろうか?
いつのまにか、目の前には目的地が、悠然と待ち構えていた。
どこで、テレポートしたのだろう?

しかしここでの、30分遅れが、「冷や酒」の様に後から効いて来るとは、
予想だにしなかった!
それはキャストを始めた直後、漁師が漁を始めてしまったのでした・・・・・。
私達は、仕方なく 「流浪の釣り」 の開始と相成ったのである。

そこで予てより入りたかった、「まあね川」へ行った。
しかし、ここも先行者だらけ。
北海道のヒグマを思わせる、大きな足跡が川辺を覆い尽くしていた。
そこで、もうちょっと上流の川に照準設定。

「とにかくここにしよう!」どこも条件悪いだろう。
雪代がんがんのに流れに、我々は挑んだ。
私は手前の淵、kaさんは奥の淵に分かれ、釣を開始。
5投目位でルアーチェンジ。それを3回ほど繰り返した。
魚が来ない・・・・。

奥のkaさんの所へ行くことにした。
「どうですか?」 kaさんは、あたりはあった!との事。

私もキャストした。何かがルアーを追う気配がした。
「ムム!いるいる!」
今度はルアーを、喰い浪から水面へ急浮上させた。
出てきた!40cmイワナだ!もらった!

トイッチング!「喰った!」
この重量感、ファイト。申し分無い。
ライトタックルなので、ロッドはバットから曲り、ドラッグは「ギイギイ」ラインを
吐き出す。
さあ、取り込みだ。足もとの木の枝が邪魔になる。
しかし、私はヒットした魚を、ばらした事が無い。という変な自信を持っていた。

邪魔な木の枝を乗り越そうと、腕を伸ばしてロッドを煽った瞬間だった。
今までの躍動感が、一瞬にして五月日和の空へと消えた。

大イワナは尾びれで good by をして去って行った。

しかし、今までの経験でこういう去りかたの魚は、もう一度釣れるのだった。
このような、バラシ方はエサ釣りで何度か経験している。そしてgetしている。

もう一度キャストをしようと思った時、kaさんがこの上にもポイントが有ると
教えてくれたので、ここはkaさんにまかせて、そちらへ行った。

すると、kaさんが叫んでいる。手を大きく開いて。
きっと魚の大きさを示しているに違いない。
行って見ると紛れもない、先ほどのイワナだ。
どこに フッキング してたのか見てみた。
すると、舌と上顎左側に血が出ていた。浅掛かりだった。
自信過剰だったのだ・・・・。
kaさんの、エサの鉤も口に残っている、糸が切れたのだ。

   渓流の大イワナ
      40cm


ともあれ、嬉しかった。
また、これを釣り上げてくれた会長ka氏の腕もまた御見事である。
その後、諸渓を渡り歩き、結構の型物を釣って、一日を終えた。

とても楽しい一日でした。



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