エアコン講座
 暑いからといってエアコンの温度の下げすぎには要注意。
今回は、快適に過ごすためのエアコンの使い方を紹介します。

「快適さ」は温度より湿度で変わります。
 湿度が15%増えると気温が1〜2度上昇した感じになるといわれてます。
私たちの体は、暑くなると皮膚の血管が拡張し、血液が体の表面に集まり
汗を出して体温の調節を行います。このとき湿度が高いと汗の蒸発が妨げられ、
熱が体内にこもって疲れやすくなります。
逆に、湿度が低いと、汗をかいてもすぐに蒸発するので、皮膚表面もサラッとしてそれほど
不快感を感じません。上手に除湿できるかどうかで、快適さの度合いは大きく異なってきます。

「快適生活」には除湿機能を活用
 暑い、寒いには個人差がありますが、一般に女性のほうが男性より寒がりのようです。
女性の手足は、冷気で冷やされると末梢部の血管が収縮しやすく、血液の循環も悪くなり、
手足が冷たくなりやすいといわれています。
 女性にとって、暑がりの男性が快適と感じる温度にまで室温を下げてしまったら、
それこそ病気になりかねません。
 そこでお勧めなのが「再熱除湿方式」を採用したエアコン。
除湿のために冷やした空気を温め直し、室内と同じ温度にして部屋に戻すという機能がついています。
これなら空気はカラッとして、温度はそのままなのでとても快適で健康的です。

こまめな温度設定を
 健康のためには屋外と室内の温度差も大切です。
暑い屋外と冷えた室内、これを行ったり来たりしたら元気な人もだるくてすっきりしない、
頭痛がするなど、不快感が出てきます。
屋外と室内の温度差は5℃が最適。こまめに温度設定をチェックしましょう。
冷房時は1℃高めで10%の省エネになります。