マクレディー曲線



 作図の目的は、自分の機体のポーラーカーブを元に、サーマルリフトの大きさによって無風域をどれだけの速さで飛べば良いかをすぐに読み取れるグラフを得ることです。



 上図の下半分は各自固有の基本的なポーラーカーブとします。そこで1m/s〜5m/sまでのシンクを考えた場合、図のように各点からポーラーカーブに接線を引けば、それが最も効率の良い滑空を表すことになります。その接点の横座標値が表す速度で飛べば良いということです。
 そこでポーラーカーブ上のそれぞれの接点を、上半分の対応するシンクの線にそれぞれ移し、それらを曲線でつなぐとマクレディー曲線になります。これにより、図の上半分だけを見れば、相対的シンクの大きさに対する、最適な飛行速度を読み取ることができます。

(下図)プラス2のリフトが期待できる場合、無風域を18m/sで飛べば良いことが読み取れます。


以上