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パラグライダーは、ナイロン繊維などの丈夫なシートで出来た キャノピーと呼ばれる本体部分の下面から ケブラーなどの複数のラインを伸ばし、その下にパイロットがぶら下がって飛行します。
金属などの骨格を持たないパラグライダーは一見 落下傘のようにも見えますが、キャノピーは空気圧によって航空機と同じ翼断面形状を形成し、ちゃんと滑空するようにできています。 現在の高性能なパラは滑空比10に迫る物もあります。つまり1メートル降下する間に10メートル前進できるのです。
パラグライダーは身体を支える器具(ハーネス)に イスに腰掛けるような姿勢で乗り、左右のラインを引くことで、引いた方にブレーキをかけるようにして旋回をコントロールします。
飛行時の楽な身体の姿勢、ゆったりとした飛行速度、機材の軽さ、車のトランクに簡単に納まるコンパクトさなど、手軽に飛行を楽しむにはとても便利な手段です。
飛行時の姿勢は、練習用のハーネスでは右写真のようにわりと立ち上がった状態になりますが、上級用のハーネスでは下の写真のように、後ろにゆったりと腰掛ける姿勢になります。
よりリラックスして飛べますし、空気抵抗も低減されます。 風を受けないことはパイロットの体力低下を防ぐためにも効果的です。
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