墨壺コレクション / Ashtray

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haizara

 実際に坪源の事務所でお客様に出して使っていた灰皿です。お花の師匠が花器などに使うのならともかく、灰皿ですから...ちょっと使うのには抵抗あります。もっとも祖父がまだ生きていた時代には現在ほど嫌煙など言われていませんでしたから、このようなシャレの効いた灰皿も使っていたのでしょう。墨壺工房らしいといえば、らしい灰皿ですが。
 池の回りに空いている穴にはきっとタバコを立てておく為なのでしょうが、ちょっと意味不明です。なくてもいいですね。そして本来壺車が収まるスペースにはタバコの箱がちょうどはいる形に穴が開けられています。もちろん本来はいるべき壺車はぜったい入りません。つまりその辺に転がっていた墨壺を灰皿に転用したのではなくて、わざわざ灰皿にするために作ったモノなのです。
 もちろん現在は使っていません。とりあえず大切に飾ってあります。