デコイの起源 木製の水鳥の置物のことを「デコイ」とよんでいますが、もともとは英語で「囮」という意味です。なぜこうなったかというと...
アメリカンフォークロアのスピリッツを感じる、そのウッディなデコイの魅力。一体ごとに微妙に表情が違うことが、ハンドメイドならではの味わいをいっそう深めています。
アメリカ生まれのインテリア小物、デコイ。そもそもは、狩猟の時オトリに使われる野鳥の置物。群れをつくる水鳥の習性をうまく利用して、飛んでいる鳥をおびき寄せるのが目的でした。
もともと、この「デコイ」という言葉は、水鳥を一つの池におびき寄せるためにつくった人工の水路のことで、広い水路の先にエサをまいておくと、水鳥たちはエサにつられてしだいに水路の奥まで泳ぎすすみ、最後には小さな池に集まったところを一網打尽、というのが狩猟の手口です。おびき寄せるとき、エサのほかに模型も浮かばせておいたので、いつしか模型そのものもデコイと呼ぶようになったというわけです。
現存するアンティーク・デコイの名作は19世紀末のメイソン製が圧倒的に多く、その技術は他の追随を許さない職人芸といわれています。
←ちなみにこの絵は昔の人がいかにデコイを使って猟をしていたかを説明しています。詳しいことは...全部英語で書いてありましたのでつぼげんはわかりませんでした。
デコイは純粋なハンドメイドが身上。坪源のデコイはかつらやけやきを素材に、イメージを確かめながら製作した原型を元に大まかな粗削りしたあと、バフ研磨でひとつひとつ形を確認しながら全体のフォルムを削り出していきます。次に細部まで丹念に磨き上げてから彩色します。
坪源のデコイは木の質感を最大限に生かした色付けが特徴です。