LICHIUM・LICHIUM発売元:殺害塩化ビニール








↑ジャケット

関連URL:リチウム式

http://www15.freeweb.ne.jp/art/lichium/
CD¥2,500
Poor ☆☆☆☆★ Good!
 今回はタモリ氏本人による作品ではないんですけど、凄くステキなCDが有るので、
紹介しますね♪
このCDは『リチウム』って言うバンドのCDなんですけど、一枚のCDに余す所無く
タモリへのリスペクトの気持ちが込められている凄くステキなCDです。
1曲目のTAMONATIONはインスト曲でちょっと不思議な感じのする曲で、
2曲目以降の混沌としたタモリの世界を見る前の前菜といった感じの落ち着いた曲です。

 2曲目の『TAMOLIA』は全てがタモリで出来ている理想郷『TAMOLIA』を舞台とした
幻想的な楽曲で「翼の生えたタモリたーちー」で始まる独特の詞と、音程の外れた死村ソード氏の
ボーカルが織り成すハーモニーは、聞いてる人をタモリの楽園へと誘ってくれます。

 続いて3曲目の『Golfect For Justice』は、タモリと巨泉とのゴルフバトルを描いた詞で、
巨線がタモリのゴルフコースを盗った事によるタモリの逆襲を表現したストーリー性の高い歌
で、タモリと巨線の緊迫感あるバトルの様子を、ノイジーなギターで見事に表現した作品。

 4曲目の『TAMORISM』という歌は、タモリの仕事に賭ける情熱を余す事無く表現した楽曲
詞の途中にある「♪毎日 歌歌う、 きびしく れいけつに、 ときにはにっこり笑って、
やさしく 肩なでる」 という詞からは、タモリ氏の時折見せる冷血でアグレッシブな部分と、
若手芸人への優しく接する時の部分を、非情によく観察している事がわかります。

 5曲目にある『万引き』は、タモリの歌ではなく、万引きが発覚して警備員に連れて行かれ
親が呼ばれるという、思春期のダークサイドな部分をリアルに表現した作品。
歌詞の「まぁんびき〜」のイントネーションに独特のクセがあり、捕まった時の苦悩や焦り、不安
といった様々なマイナスの感情が入り混じった微妙な状態を表現しています。

6曲目の『TAMOLEON』は、このサイトの管理人タモレオンのハンドルネームの元と
なった曲です。(笑)
「タモリ様がぁ〜、おり〜た〜つ〜!」と言った半ば狂信的な詞世界は、タモリ=芸人という
一般的な認識を覆そうとしている事が感じ取れます。
非情にパンクでアナーキーな面白い歌です。(笑)

「やまのぼり」という曲もまた「まんびき」と同様にタモリと関係ない歌なのですが、ある青年が
「山の空気はおいしい」と聞き、山登りを始めたが最後に迷って遭難しちゃうという
青年の堕ちていく様をコミカルでドラマティックに描いてる作品です。
タモレオンはこの歌凄く気に入ってたりします♪

「河童伝説」の歌の解説はあえて割愛させて頂きます。
というのも、この歌には衝撃的な事実が隠されていて、それはこのCDを実際に手にとって
みて、自らの手で確かめてください。