孫娘といっしょに合気道の稽古
     三条合気道会副会長 参段  前田祐一
 四方投げ、入り身投げ、小手返し、片手取り回転投
げなど、きれいな身ごなしで次々と技をこなす子供た
ちの姿がたのもしく、よくここまで出来るようになっ
たと感心もしここまで導いてくれた指導者に敬意を表
します。
 現在小学四年生の孫娘が小学一年の時から合気道を
習っていて年々技が上達するにつけ面白みも湧き、そ
れに同時期に入門していっしょに稽古をしている仲間
ととても気が合って熱心に道場通いをしています。
 初心者教室で半年間手ほどきを受けた後正式に入会
することになりました。同時期に入会した仲間もほと
んど欠けることなく稽古に励んでいます。
 孫娘が小学校に入学したころ親が何か武道を習わせ
たい、それにはおじいちゃんがながい間合気道をやっ
ているからというので道場へ来ることになったのです。
はじめは続けて行ってくれるか心配でしたが優しい指
導者のおかげで「合気道が大好き」と言うまでになり
ました。好きということは子供なりに自信が持てたこ
とだと思います。他の子供たちも同様だと思います。
そしてそのことは今後の学校生活や日常の振る舞いに
も大きく影響して必ずや有益な結果をもたらすことで
しょう。
 私も今年七十七歳、はじめは子供のお守りのつもり
でいたのが今では孫娘の熱意に引かれるようにして毎
週一緒に稽古に通っているのです。