ジャック・ケルアックのブルース詩集 経田佑介・中上哲夫訳 新宿書店 1998
この本の翻訳者経田佑介(敬称を略す)長く詩作と評論を書き続け、国際的にも活
躍しているわが町の最も愛され、尊敬されている詩人です。この本が出た時も気の合
った仲間で飲み交わした席でみんなで手に取って鑑賞(干渉かも)と批評をし合った
のでした。読んでいてブルース調とはこういうことかというのが実感です。時には突
っかかるが如く、時には訴えるが如く、また吐き捨てるように語りかける言葉の群な
のです。さまざまな声が耳の側を駆け抜けていくのです。
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