祝福を告げる言葉 R.ボーレン 加藤常昭訳 日本基督教団 1979
説教集です。説教というのは誰に向けられて語られるのだろうか、といつも
思うのですがこの説教集を読んでいる時もそれを考えます。だいたい説教は読
むものではなく聞くものであるのでしょう。口から発せられて人々の耳から入
ってくる言葉が文字になる時、説教はその性格を変えてしまいます。一回かぎ
り語られる言葉が文字となってくり返し読まれるものとなる(それは、くり返
し耳にひびくとは限らない)、パウロの手紙がその典型的な例でしょうが、そ
の功罪は人によっていろいろな考え方があるかもしれません。
み言葉の解き明かしという面からは文章になった説教には大きな意義がある
でしょう。ただ、説教はあくまでキリストの道の実践を強く人々に促すもので
あることを忘れたくないものです。
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