わたしがちいさかったときに 長田 新編(原爆の子、他より) 童心社 1967
1945(昭和20年)8月、米軍による広島の原爆投下の日に被災した当時四
歳から十二、三歳だった子供たちがそれから6年後に書きつづった文集からの抜粋
であります。この本をあらためて開いて最初のページから読んでいるうちにやめら
れずとうとう終わりまで読んでしまいました。
おりから、先週ニューヨークで起こったテロは一時に5000人以上の民間人を
犠牲にしました。時をうつさずアメリカ大統領は世界に対して報復を誓い、マスコ
ミの多くも報復をあおるような報道を連日流しています。
いま、この本を読み終わって思うことは広島で死んだ多くの犠牲者たちは生き残
った人々や、これから生まれてくる人たちが真の平和な世界に生きることができる
ように願っているとしか思えないのです。報復の大合唱で憎しみの感情をあおりた
て、更に多くの血を流すようなことを犠牲者の魂は願ってはいないのです。
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