
安息日の後に、週の第一日へと一日が始まろうとしていたときに、マグダラ
のマリアーともうひとりのマリアーは墓を見るために来た。すると突然大きな
地震が起こった。というのは、主の使が天から降りて(墓に)近より、石をこ
ろがしてのけ、その上に座ったからである。彼の顔は稲妻のようであり、その
着物は雪のように白かった。見張りをしていた者たちは、彼に対する恐れのた
めに震え、死人のようになった。
δψε σαββατων 「安息日におそく」つまり安息日の終わりごろの意
にも解される。
M‘Neile,Moffat「……の終わりに」、Holtzmann、E.Schweizerら。その場合
δψε σαββατων(複数形だが単数の意)は部分を示す属格。
