念願の自宅に「星空観望/撮影」に供する部屋が出来上がった。 築30年の木造の自宅を改築するに当たり 部屋を地階部分から増築して二階の自室の八畳間の天を少し低くして(こうして建築確認は「二階建て」で済んだ)、 その上に八畳の広さのスライディングルーフを設置した。 積雪の事を思うとドームの方が機能的だしカッコ良いが 住宅街に中にあっては異様に目立つ風景だし、小さなドームのスリットからの星空観望はスライディングルーフのそれには絶対かなわない。
20年位前までは空に立っているアマチュア無線のアンテナが、星空にシルエットで浮かんだものだが 今は街明かりで 白く光って見える。 明るくなったものだ。それでもまだ、透明度が良いときは天の川がよく見え、M13やM31が肉眼でみえる。
以前に同好会で建設した観測所には還暦が近づくにつれてだんだん足が遠のき行かなくなった。中越地震で周辺に
甚大な被害(観測所は無事)を受けて通行できなくなり全く行っていない。
昔、アトムに赤道儀スカイマックを買いに行った時、 社長さんに「重くてすぐに使わなくなるから止めなさい」といわれて NJPを買ってきた。今ではそのNJPすら重い。 社長さん 「ありがとう」
この星空観望台を建設するに当たって 「私設
星食観測所」 を参考にさせて頂きました。 ありがとうございました。
工務店の設計者を連れて見学させてもらったり 鉄骨建物の構造設計図を見せて頂きました。 コンクリートの床で重くすることはそっくりまねをさせて頂きました。 増築部分が八畳間の広さしかない鉄骨構造は基礎部分に費用がかさむ割には微震動が心配、木造部分との接合の事を考えて母屋との接合部分にも下から太い柱を沿わせて2本にしてピラーの重量に耐えるようにしました。 それは想像していた通りの性能を出してくれました。
星空観望室の広さ(八畳間)に合わせて特別注文したスライディングルーフの骨組みが到着しました。
道路の通行止めの許可を取って、路上でベースの組み立てが始まりました。
どれどれ!直角は大丈夫か?慎重に測定しながら組み立てが進められます。
ベースにルーフを載せます。
いよいよ吊り上げです。
もう少しで越えます。
越えました。
無事、設置出来ました。
小屋組の梁にボルトで固定する。
周辺から眺めてみました。アマチュア無線のアンテナが見えます。北東の空で結構じゃまになります。 もっとも私のアンテナなので苦情は言えません。
スライドルーフの立て付けを調整しています。