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県渓流協だより、抜粋。
(「県渓流協だより」第39号から)
胎内川解禁日の変更保留
新漁業権は来年5月原案
会長 談話
6月20日に県内水面漁場管理委員会がありましたので若干報告します。
荒川漁協が遊漁券の種類と金額を変更し、認められました。
また、胎内漁協から降海ヤマメの保護のため、第三発電所から下流の
本流と、鹿俣川を5月1日解禁に変更したいと諮問がありましたが、
遊漁者として反対し、保留になりました。
認めると、胎内川は事実上5月まで全面禁漁となる、
とんでもない事態!になります!
海府ヤマメの稚魚放流
初めて8千匹5河川に
本州ではまさに幻に近い存在になった陸封天然ヤマメ、
それが、海府ヤマメです。
イワナと、釣り人や開発に生息を脅かされています。
今回も、県内水面水産試験場小出支場より、
我が会依頼の、海府ヤマメが約8千匹成長したと、放流要請がありました。
平日という制約があり、参加できそうな人だけ連絡を取って、
5月29日に放流することにしました。
放した稚魚が成長し、子が産まれるまでっそとしておきたいものです。
9月1日に大石川釣り大会
子供ら連れ多数参加を
キャッチ&リリースの渓流釣りを広めるため、
当会の提唱によって始まった「第三回大石川イワナ、ヤマメC&R釣り大会」は
9月1日(日)に行われます。
当日は午前6:00 受け付け、7:00 釣り開始です。
午前11:00表彰式、バーベキュウ大会を行います。
(「県渓流協だより」第38号から)
サクラマスで来年度中に漁場計画原案
イワナ、ヤマメ解禁日の見直しも約束
渓流魚懇談会で県側
2月2日、新潟市のミナミプラザホテルで、県漁連主催の「渓流魚に関する懇談会」が開かれ、
渓流協から9人出席しました。私たちは県に対する質問と要望事項をまとめて臨みました。
その回答などの要旨を報告します。
◆ブラックバス問題 実態調査は十三年度、4水系で行なった。
来年度からプルーギルも含める。効率的、有効的な駆除法を見っけたい。
県漁違は3月に10水域の駆除法を決める。買い上げや、大会ができるかどうか検討したい。
◆サクラマス遊漁解禁(解禁はいつ、どの川で、幾らくらいで)
十六年一月一日からの第五種共同漁業権新免詐に含めたい。
サクラマスの増殖に適している川で、やりたいという組合が中心になる。
県の北側の川が適しており、富山側は難しい。
遊漁料は増殖経費を、魚を取る割合に応じて漁業者と遊漁者で案分して決めることになる。
4月に調査方針を立てる。
来年度中には、漁協の意見も聞いて新漁場計画原案を作らなけれぱならない。
◆サケの釣リ採捕導入(越えるぺきハードルは)
サケは水産資源保護法で人工ふ化事業以外の採捕を禁じている。
石川県の手取川は一般公募で釣らせているが、あれは県が採捕しているからだ。
従事者はだれでもいい。
新潟では組合がやっており、自治体はやっていない。組合が従事者として認めれぱいい。
遊漁料を取ってふ化放流経費に全額当てる。雌は供出、という便法はある。
組合から話が出てくれぱ、水産庁と話してみる。海面の方の了解も必要だ。
◆イワナ、ヤマメの遊漁解禁日見直し
(ギンケヤマメ保護区間を設けて他は3月解禁に戻せ)
いわれる通りだ。下流だけを5月解禁にしている三面川がモデルケースになる。
漁業権切り換え時に指導する。
◆C&R区間(実施は遊漁者団体と話し合って)
県が試験的に認めているのは大石川だけだ。
山北町大川漁協にはきつく言っておいた。
(「県渓流協だより」第38号から)
≪注≫サクラマスの遊漁は新潟県では認められていない。漁業者の竿釣りも駄目である。
私たち県渓流協は1996年から毎年、サクラマスの遊漁解禁を要望し、
昨年やっと2004年から解禁したいという回答を得た。
ギンケヤマメ(スモルト)保護のため、3年ほど前からギンケが生息していない水域まで含めて
イワナ、ヤマメ釣り解禁を4月、または5月とする川が多くなった。
この是正を、昨年から要望していた。
2002年1月18日 第37号から
守たい渓流域の生態系
県漁連も環境保全研修会
会長 談話。
不況と混乱の厳しい中、皆様はどのように新年をお迎えのことでしょうか。
十七年ぶりの豪雪とかで、出鼻をくじかれ、厳しい年明けになりました。
こんな中ブラックバス問題が大きく浮上しました。
銀山湖を筆頭に各地の湖沼、河川にブラックバスが増殖し、除去不能になってしまったことが嘆かわしい問題です。
特にコクチバスの大増殖がみられる内ノ倉ダムは、かなり深刻です!
低水温に強く渓流域でも繁殖するといわれる、コクチバスが加治川に蔓延すると考えるとつらくなります。
みなさんの力で広がるのを防ぎましょう。
昨年末、県水産基本計画が発表されました。(県のホームページに掲載。
部課別一覧、農林水産部。)
http://www.pref.niigata.jp/
この計画案に対して私も意見を出しました。県からの回答は、
サケ遊漁ついては「県の考え方だけで遊漁とすることは出来ない。
サクラマスついては、今後漁業権魚種とすることを検討する。
アユ、イワナ、ヤマメ、については、「冷水病に強い天然遡上アユを親魚とする増殖に務める。イワナは水域固有種の資源の培養。海府ヤマメについては、水産動植物保護の観点から検討する。」
以上。県渓流協だより、抜粋。
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